東海地方を中心に実際に訪れた場所の記録。近いのに知らなかった穴場スポットや癒しスポットなど散策にぴったりな場所をご紹介。

パワースポット「洲原神社」

岐阜県美濃市須原にある洲原神社(すはらじんじゃ)へ行ってきました。
国道から駐車場に入る道は、細くて少し分かりにくく、一度通り過ぎてしまいました・・・。中(駐車場)は広いです。

目次

洲原神社について

由緒/歴史

全国に四十九社ある洲原神社(または須原神社)の本山。白山登頂に至るまでの美濃馬場からの前宮(さきみや)であり、長瀧白山神社・白山中居神社とともに白山信仰の対象です。
白山信仰とは、加賀(石川県)・越前(福井県)・美濃(岐阜県)にまたがり、御前峰・別山・大汝峰の白山三山をお祀りする山岳信仰です。

古来より「正一位洲原白山」と称される由緒ある大社です。

社伝によれば、養老5年(721年)に越前国の名僧・泰澄により建立されたとされます。奈良時代です。

社殿建築群は、17世紀後半から18世紀前半にかけての80年余りの間に、順次建て替えられたことが分かっているそうです。江戸時代中期からほとんど変わることなく残っていることになります。現在、劣化の激しい檜皮葺屋根の葺き替えが継続的に行われているとのことです。

県や市の指定文化財がたくさんあります。

ご利益

豊作、厄除け、縁結び、子授かりなどご利益があるとされています。古来より、農耕や養蚕の神様とされていました。

境内には、子を授かると言われている霊石や、良縁に恵まれると言われている男桧・女桧があります。

その他

「仏法僧(ぶっぽうそう)」という鳥の繁殖地として、昭和10年、国の天然記念物に指定されました。
近年では、環境の変化から飛来して来なくなっているそうですが、再飛来に向けて様々な活動もされているようです。

鳥居/太鼓橋/楼門


駐車場に車を停めて神社の入口へ向かいました。

とても歴史を感じます。

鳥居はとても大きくて古く、もうこのあたりから空気がピン!と張り詰めた感じがするというか、空気が変わるような感じがします。

こちらは「太鼓橋」です。

圧巻の大木です。洲原神社には老杉や老桧がたくさんあります。

楼門に到着しました。すばらしい楼門です。目の前の、長良川を見下ろすように建っています。1741年に再建された楼門です。

階段を登り、楼門をくぐり振り向くと、長良川に浮かぶ「神岩」が見えます。まるで計算されたかのような景色に驚きます。まさに絶景!

境内はとても落ち着く空間です。ベンチがところどころにあるので、神聖な空気に包まれて何も考えずに、ゆっくり過ごすのもいいですね。

拝殿/中門/御本殿

「拝殿」です。1730~1740頃建立。祓いの神様が祀られています。

拝殿の奥に、「中門」またその奥に、左から「西本殿」「中央本殿」「東本殿」が並んでいます。(白山三山の三峰の神をそれぞれ祀る三本殿が並んでいます。)

真ん中の「中央本殿」は1656年建立。建築年が最も古く、格式高い社殿です。岐阜県重要文化財に指定されています。

中門から先には入ることができませんでしたので、中門の前でお参りさせていただきました。
狛犬様も立派です。

子授霊石

境内東端にある石は、「子授かりの石」との言い伝えがあり、「三度またげば子を授かる」と古くから伝わる霊石です。

神岩

長良川の清流より神が依るとされている磐座。水神・竜神が祀らています。命の水に感謝する白山信仰のお宮として大切な御神体です。

神聖な空気に包まれて、静かな時間を過ごし、非日常感を味わうことができました。
特に有名な神社というわけではないけれど、行ってみなければわからない素敵な場所でした。まさに心洗われるパワースポットでした。また訪れたい場所です。

そして何よりも、指定文化財の宝庫であることに驚きました。歴史的価値の高い建築群は見る価値が十分にあります。

洲原神社

〒501-3706
岐阜県美濃市須原468-1-1
℡:0575-32-2363
社務所:9:00~16:00

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