東海地方を中心に実際に訪れた場所の記録。近いのに知らなかった穴場スポットや癒しスポットなど散策にぴったりな場所をご紹介。

あじさいの名所「大塚性海寺歴史公園」

6月下旬に愛知県稲沢市にある「大塚性海寺歴史公園」へ行ってきました。敷地には大塚性海寺(おおつかしょうかいじ)という寺院、そして隣接して公園が整備されています。

あじさいが有名ですが、寺院も見応えがあり素晴らしいところです。あじさいと併せての散策をおすすめします。

目次

性海寺(しょうかいじ)

性海寺は、愛知県稲沢市にある真言宗智山派の寺院です。通称あじさい寺として有名。境内には、国の重要文化財県または市の指定文化財が数多くあり、歴史と文化を感じることのできるお寺です。

寺伝によると、810年~824年頃、弘法大師・空海が名古屋の熱田神宮にお参りする途中に創建したと伝えられています。

入口~山門

駐車場からお寺の入口まで歩く途中の、敷地外側のあじさいもきれいです。

性海寺 外側
性海寺 入口

入り口にもあじさいが咲いていました。後ろに見える門が市指定文化財の「山門」です。

性海寺 山門から

「山門」から境内を見たところ。正面に見えているのが、愛染明王を祀った拝殿です。

多宝塔

性海寺 多宝塔

こちらが国の重要文化財「多宝塔」です。室町時代に建立されたそうです。愛染明王が祀られています。手前の拝殿には、底の抜けたひしゃくが奉納されており耳病平癒のご利益があるとのことです。他にも「家内安全」「交通安全」「無病息災」のご利益も。

本堂

性海寺 本堂

そしてこちらも国の重要文化財「本堂」です。阿弥陀如来坐像が祀られています。本堂の中にある重要文化財「宝塔」は毎年あじさい祭りの時のみ特別に公開されるそうです。また、本堂内部の天井などは中世の部材が残されているとのことですので特別公開の時にぜひ見てみたいものです。

性海寺の境内を抜けて、いよいよあじさいが咲き誇る公園方面へ。

本堂の左横から公園方面へ

本堂の左側の道をまっすぐ進むと、右に小高い古墳が見えてきます。ちょうど、性海寺の本堂の裏手に古墳があります。

大塚古墳

大塚古墳

大塚古墳にもたくさんのあじさいが咲いていました。階段は下り専用でしたので、すぐ横の左側の道から公園の方へ。

古墳の上から

古墳の上からは、性海寺の境内が見下ろせます。本堂や多宝塔も見えます。

大塚性海寺歴史公園

大塚性海寺歴史公園について

あじさいのシーズンには、約90種・1万株のあじさいが咲き誇ります。「紅」「花火」「城ケ崎」などの日本のあじさいや、「アナベル」「八重咲カシワバアジサイ」などの西洋あじさいなどが植栽されています。

面積は5,703㎡で、あじさい・滝組・枯山水・憩いの広場など。

遊歩道とあじさい

遊歩道

整備された遊歩道があり、ゆっくり散策できます。東屋やベンチもところどころにあるので休憩しながら自分のペースであじさいを楽しめます。ただ、今回は6月下旬だったので、あじさいが終わりがけなのかな、といった感じでした。梅雨真っ只中とはいえ、暑い日が多かったのであじさいも少し元気がなかったように思います。雨が降ったらまた違うのかも知れませんね☂

紫陽花
遊歩道
遊歩道

松の木があったり、岩があったり・・・景観に癒されます。

あじさい祭りとあじさいの見頃

あじさい祭り

例年、6月1日頃から3週間くらいにかけて「あじさい祭り」が開催されています。稲沢市PRブースや飲食ブースが設置されます。土日は、「名鉄国府宮駅」からの無料シャトルバスの運行もあり、祭り期間中はたくさんの人で賑わいます。

あじさいの見頃

やはり、「あじさい祭り」が開催されている期間が見頃のようです。6月上旬~6月中旬頃にかけてが見頃と思われます。今回(2023年6月下旬に訪問)は残念ながらあじさいの見頃は少し過ぎていました。しかし、あじさい祭り期間が終わった平日にもかかわらず、まだまだ多くの人が訪れていた印象です。

性海寺・大塚性海寺歴史公園
住所:愛知県稲沢市大塚南一丁目33番地
駐車場:無料
入園料:無料
トイレ:有り
開園時間:10:00~16:00(あじさい祭り期間の場合)
※2023年6月時点の情報です。

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